Friday, January 03, 2014

あけました



あけてしまいました。

12月22日から、おヴァケーションに行くことはずっと前から決まっていたので、私の仕事納めは自動的に10日早まりました。おヴァケーションがずっと前から決まっていたならそれに合わせて予定が組めたでしょうよ、って話なんですがそれはなにせワタクシなもので、11月下旬から12月20日までは、私にとってはこれまでに類を見ないほどの異常な忙しさでした。
とにかくOld Monk のアルバムのミックスという大仕事は絶対に終わらせたかったので、それ以外の頼まれた仕事は少しずつ進めて「やってまっせ〜」というそぶりをみせつつ結局ほとんどは今年に持ち越してしまったのだけど、アルバムのミックスは無事終わったのでスッキリです。ミックスは私のボスであるダンさんに依頼しましたので私はアシスタントエンジニアとして軽く携わりましたがそれよりも、プロデューサー的な立場でミックスされたものに対して責任を持って監修する役割でした。結果的に私が提示したものに対してメンバーから何も文句はなかったけれども、もっともっとエゴの強い者の集まりだったら大変だろうなぁ。バンドというのは絶妙なバランスで成り立っているのであります。

おヴァケーションですが、カナリア諸島ではなく、アンティグアバブーダという国の、カリブ海に浮かぶ小さな島、アンティグア島に行くという機会に恵まれました。ニューヨークでは寒い中めちゃくちゃバタバタバタバタバタバタしていたのに、飛行機で4時間程度のその島に到着した途端暑く、私自身は何にも追われることはない状況になり、そこには基本的には海と太陽とスコールしかなく、否、見たことのない鳥や魚や植物、そして美しい景色がたくさんあったのだけども、まるで漫画というか映画というか、フェイクみたいなところでした。


しかしながら豊かな国ではなさそうで、そしておバケーションの場所としてももうあまり人気がある場所ではなさそうで、投資を途中でやめた人も多いのか建築が中途半端なまま放っておかれているらしき建物が非常に多く見られました。
そこに一週間居て妙に気になったのは、SUZUKI車のシェア率の高さ。ニューヨークのZIPCAR(時間貸しのレンタカー)で私がよく借りるのはニッサンのセントラかホンダのシヴィックで、街でスズキ車を見かけた覚えもないのだけれど、アンティグア島ではSUZUKIとTOYOTAが大人気のようでした。一日車を借りた日がありましたが、それはTOYOTA の LUV4 でした。放射能検査済、というステッカーがフロントガラスに、車内の日よけに貼ってあるステッカーが日本語でしたので、日本から輸入したものそのままのようでした。アンティグア島では日本と同様、左側通行の右ハンドルでした。

日本からはハワイやグアムのほうが便利だから、わざわざアンティグア島にバケーション行く人はなかなかいないでありましょう。
たった一週間といえどもそれまでのバタバタっぷりから大きく一転したので、まるでロングヴァケーションでありました。

大滝詠一さんのアルバムは、アナログが何枚か実家にあるはずだけれども、A Long Vacation は CDで持っていたので一番良く聴いていました。月並みかもしれませんが一曲目の『君は天然色』という曲が大好きなのです。心よりご冥福をお祈り致します。

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