Saturday, September 03, 2011

RとLの件

Lost In Translation


「日本人は何故か、 R と L を逆に発音する。(Rの音をLで、Lの音をRで発音する)」と思っている英語母語話者がいます。実際は、逆に発音するというわけではなくて、日本語の発音には R と L の発音の区別がない為ごっちゃになってしまっているのだと思うのだけれど、この「逆に発音する」という思い込みは、この映画の主人公であるシャルロットの、この台詞からだと思います。

Why do they switch the "R" and the "L"s here?


この台詞を探すために映画を観なおしましたよ…。嗚呼、日本行きたい。
ウチにあるDVDには、哀しいかな日本語字幕がなかったのですが、検索したところ下記のようです。

シャルロット;
なぜ日本人は R と L が苦手なの?

日本語字幕は、台詞として成り立つように書かれているので「苦手なの?」という訳になっているようですが、この「苦手」の詳細は、switch = 入れ替わる、なのです。

私個人としては、日本語の「RA RI RU RE RO」の発音は「LA LI LU LE LO」だと思っており、日本語は R の発音をするより L の発音の率がより高いと思っています。だから、R が L になってしまう場合が多いのではないかしらん。この映画の中でも、そのような描写があります。

シャルロットの夫(カメラマン);
The label guy just kept saying "More lock and loll"

日本人娼婦;
Lip my stockings」(on youtube http://youtu.be/lPQ6VQzuyxU )

もし誰かに、「Herro! 日本人が英語を話すとき、L と R が入れ替わるよね!不思議だね!あはは!」なんて言われようものならば、私は「Really!? 映画の受け売りでモノを言わないでくれるかな。」と言いたくもなりますが、実は私自身、「 "Learry" じゃない、"Really"。」と指摘されたことあるので、その昔は練習なんかもしたものさ…。

以上、ここまでが前ふりのつもりだったのですが、長くなってしまったので、また後ほど。

2 comments:

  1. カナダで日本語の勉強を始めたばかりの時、
    あるモールで見つけた日本っぽいものを売っている小さいお店が気になって入ったところ、日本人バイトのお姉さんが急にやって来て「Would you like some pRaying cards?」って聞かれて、わけ分からなくてお店を出ちゃったの(笑)

    しばらくしてから「playing cards」のことだったって分かった。

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  2. Would you like some pRaying cards? では、たちまち宗教の勧誘みたいになってしまうねぇ!怪しい!!!

    私感ですが、LとRの発音の違いがわからないまま”英語っぽく”話そうとすると、真ん中の方にあるLが、Rの発音になってしまいやすいかも。

    最近も「LとRの発音が逆!」と言われた事があるのだけど、実際スペル自体をLとRを逆に覚えてた、ってことがあります。単語、何だったかなぁ、忘れちゃったけど。一つの単語にRとかLとかいっぱい入ってこられちゃうと、私も未だにアヤシイ…。
    モールのお姉さんもスペルを間違えて覚えていたのかも。…そんなわけないか。

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